経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

「高利回りの空き家投資は空き家問題を解決し住宅弱者を救うカギに 」―礒﨑和彦(ベル代表取締役)

礒﨑和彦(ベル代表取締役)

日本の空き家率は年々増加しており深刻な社会問題となりつつある。一方で、低所得者や高齢者など賃貸物件を借りづらい住宅弱者の増加も問題視されている。この2つの社会問題を解決する空き家再生のビジネスモデルを展開しているのがベルの礒﨑代表だ。

礒﨑和彦(ベル代表取締役)

 「社会問題を解決して資産に変えるだけでなく、それができる人材を育成して次世代へつなげたい」。そう話す礒崎代表は、空き家問題と住宅弱者問題を解決するための空き家投資コンサルティングをマンツーマンで行っている。受講者の中には、これまでの従来の不動産投資で失敗してきたが、空き家投資では20%以上の利回りを上げ成功している人もいるという。

 しかし、礒﨑代表が重視しているのはただのお金儲けではない。

 「何のためにそのビジネスをやるのか理念を持つことの大切さを学び、チャレンジすることで能力をアップしてもらうのがコンサルの目的です。国の問題をわがことのように考え、社会に必要とされる人材を育成することが、これからの日本経済を守ることにつながるはずです」

 ベルの空き家投資は、誰も見向きもしないようなボロボロの空き家を探し、低額リフォームによって、安く賃貸できる住まいにする。そうすれば、シングルマザー、外国人、高齢者、低所得者といった住宅弱者の人たちが安心して住める場所を提供することができる。

 空き家投資は日本が抱えている社会問題を解決するビジネスモデルとして希望が持てる一方で、物件を買うためには従来の不動産投資よりも低コストではあるが、元手の資金が必要となる。そこで、買わずに投資する「シェアリングエコノミー型不動産投資」によって、空き家再生のスピードを上げていく予定だという。

 「空き家のオーナーに、リフォーム代をこちらで払うので家賃収入をシェアさせてほしいとオファーする方法です。オーナーにとってはお金をかけずに家がキレイになり、土地の所有権もそのままというメリットがあります。投資する側は、土地を購入する代金が必要なく、リフォーム代だけ用意できれば家賃収入を得られる仕組みです。定期的に空き家再生に関する無料セミナーを開催していますので、詳細に興味のある方は気軽に参加してほしいですね」

 現在、全国に820万戸もの空き家があり、成長市場として期待できる空き家投資ビジネス。なかでも新しい「シェアリングエコノミー型不動産投資」の普及に注目したい。

会社概要
設 立 2018年5月
資本金 200万円
事業内容 空き家再生投資、空き家再生投資家育成業、シェアエコ型空き家運営事業
https://beruberuf.co.jp/

【AD】