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徹底した自動化・省力化で拡大し続けるEC市場の物流戦略をサポート―イノベーション・ロジスティクス

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EC通販事業で成功のカギを握るのは、なんといっても物流戦略だ。いかに効率よくミスのない物流ネットワークで顧客の要望にスピーディーに対応するかが問われる中、優れたサービスをワンストップで提供するのがイノベーション・ロジスティクスだ。

伊通 旭氏

イノベーション・ロジスティクス 社長 伊通 旭(いつう・あきら)

 

 EC通販事業者向け物流代行サービスを手掛けるイノベーション・ロジスティクスは、積極的な設備投資によるローコストオペレーションで顧客の厚い信頼を獲得している。

 同社の伊通旭社長は「一昨年にオープンした千葉県野田市の物流センターは常にフル稼働状態です。昨年の夏、奈良県西大寺に新設した物流センターも軌道に乗り、次は年内稼働を目指して茨城県坂東市に2500坪の新物流センターを建設予定です」と矢継ぎ早に新たな物流拠点を設けている。

 現在、同社が展開する12拠点全てで高稼働状態が続いているというのも、極めてローコストでありながら高い品質のサービスを提供しているからだろう。その決め手となるのが、倉庫作業の徹底した自動化だ。

 「毎日数千件に及ぶ発送作業や急なオーダーの処理を人力に頼っていては、コストがかさみ過ぎる上にミスも避けられません。当社では産業用ロボットを使った自動化を最大限に活用しながら、大幅なコスト削減に取り組んでいます」

 こうした自動化導入の際は、ソフトウエアを自社で開発しているのも強みといえる。早くから自動化に取り組み蓄積してきた倉庫作業のノウハウを反映した、顧客にとってより使いやすく便利なシステムを構築している。

 こうして同社が順調に拠点を拡大しているとはいえ、物流業界全体はより厳しい時代を迎えつつある。

 「運送料の値上げや人件費、資材費の高騰など環境面では厳しさを増しているからこそ、自動化によるコスト削減がポイントになります」

 同社の物流センターを利用するEC通販事業者の満足度は高く、ほぼ継続して利用するユーザーが多いのでストック型ビジネスという側面もある。近年、活発な越境EC市場にも対応し、アジアを中心に海外への発送作業も手掛けている。

 「当社に任せていただければ、商品の保管だけではなくピッキングや梱包から配送まで、全てワンストップで最適なサービスを提供することができます」と自信を見せる伊通社長。EC通販に特化したビジネスで拡大するEC市場の波に乗り、さらなる成長を目指している。          

 

会社概要

設立 2011年11月

資本金 600万円

所在地 千葉県野田市

従業員数 30人

事業内容 EC通販物流代行サービス、EC受注代行サービス、ECフルフィルメントサービス

https://www.ec-innovation.com/

 

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