長い実績を持つシェンペクス・インターナショナル社の電界医療機器をはじめ東洋医学的原理に基づいた温熱式指圧代用器を販売するプラスプ。「健康経営」に向けて企業がさらに一歩踏み出すための新たなソリューションを提案する。

横山充洋

プラスプ 代表取締役 横山充洋(よこやま・みつひろ)

最先端の家庭用医療機器 「健康経営」を実現

 企業が従業員の健康に気を配り、業績向上につなげる「健康経営」の促進は企業の飛躍のためには欠かせない。「人生100年時代」、高齢者の定年延長と活躍推進などに向けた取り組みが国と企業の喫緊の課題となっている。

 少子高齢化により人手不足が深刻化するなか、従業員により長く健康に働いてもらうために企業は何ができるのだろうか。プラスプはシェンペクス・インターナショナルの電界医療機器の販売企画部門としてスタートした。横山氏はシェンペクス・インターナショナルの創業者であり、健康医療機器分野で42年間のキャリアを積んできた。

 「家庭用の医療機器の研究開発と製造・販売、特に身体に高圧電気を加えて体質改善を図る電界医療機器を扱っています。長い間支持されている製品ですが、もちろん全ての身体上の問題がこれで解決できるわけではありませんでした。そこで巡り合ったのが、韓国セラゼム社が6年前に開発した温熱式指圧代用器。東洋医学的な治療を行うために身体を温めながら全自動で指圧する、非常に優れた製品です」と横山氏。

 5年前に販売独占権を取得し、日本国内での展開を進めた。脊髄スキャニング機能を持ち背骨周りの筋肉を刺激する。背骨周りは多くの神経が通り、身体の各部位と脳を結び付けている。筋肉が緊張すると神経を圧迫し脳と体の各部位の情報交換が十分にできなくなり、悪くなっていることに気づかず治療が遅れ、病気の元になってしまうという。

 「『治療の西洋医学、予防の東洋医学』という言葉がありますが、東洋医学では既に明白だったことが、西洋医学の研究でも順次明らかになってきています」

 この温熱式指圧代用器は大手タクシー会社、運送会社の営業所に導入実績がある。人手不足による過重労働での疲労がそのまま事故につながりやすく、健康管理による事故防止を求められるところが多い。即効性のある疲労回復の手段として導入され、重宝されている。また大手不動産会社貸ビル内のテナント従業員向け健康増進スペースやマンションの住人用健康増進スペースにも導入され始めている。

 企業は健康診断の機会を多く設けるものの、不健康な数値を持つ社員に向けたソリューションがないと横山氏は述べる。

 どこが悪いのか問題提起はすれど、企業は多忙な個人の健康努力に丸投げしている。そこで「健康経営」に向けた具体策として、会社の負担で社員の自宅に家庭用医療機器を長時間貸し出し、社員とその家族の健康をバックアップしていくことを横山氏は提案する。身体を温めることや指圧を受けることが健康に良いというのは明白な事実だが、マッサージを予約し、毎日続けることは費用的にも時間的にも難しい。

 そのような背景から、同社は家庭用の温熱式指圧代用器の「セラゼムリフラックス」を今年1月に発売。横山氏はこの製品を会社が一括でリースし、社員に貸し出す構想を持つに至った。人口に膾炙(かいしゃ)させるための思い切った取り組みだ。

 「日常的に続けられる環境がなければ、予防も治療もままなりません。本当に良い製品なので、なるべく多くの人に使っていただきたいという思いから、当製品では利益を圧縮し販売コストを限界まで下げました」

セラゼムマスター

「セラゼムマスターV3」

全国に2千店の取扱店を構築

 厚生労働省が認可した医療機器であっても、法律の縛りから派手な宣伝をすることは難しい。ただ横山氏は多くの事実に基づいた情報を提供する機会を増やし、地域密着の家電店や百貨店、健康食品店や寝具店などに取り扱いを依頼し対面販売を重視していくと述べる。「今では生活になくてはならないマッサージチェアもかつて市民権を得るまでは地道な道のりでした。確実な効果を実感した人の口から口へ伝わっていくのが望ましいです」

 同社が扱う製品は「使い心地」にも最大限配慮されている。

 「近年、細胞同士や内臓同士が直接情報交換しながら生命活動を維持していることが分かり始めました。東洋医学の気の流れとはこの情報の流れのことかもしれません。情報の流れが悪くなると生命活動に支障を来します。まさに一生の最も大事なパートナーである肉体をもっともっと労わってはいかがでしょうか」    

セラゼムマスターリフラックス

普及タイプの「セラゼムマスターリフラックス」

 

 

会社概要

設立 2012年10月

資本金 8,840万円

所在地 東京都千代田区

事業内容 医療機器製造輸出入会社シェンペクス・インターナショナル製品の販売企画。物理療法の普及

https://www.prasp.co.jp/

経済界からのお知らせ

最新号のご案内

経済界2019年7月号
[特集] 素材の底力〜世界をリードする素材産業〜
  • ・素材のイノベーションが日本経済をリードする
  • ・化学工場 企業ごとの特色も鮮明に存在感増す化学素材
  • ・電気自動車普及が始まる車載バッテリーの覇権戦争
  • ・炭素繊維 市場を開拓してきた日本が技術的優位を保ち続ける法
  • ・「鉄は国家なり」の時代を経て問われる「日の丸製鉄」の競争力
  • ・経産省 日本の素材産業が世界をリードするための3つの課題
  • ・就職人気は下位に低迷でも焦らない素材メーカー
[Special Interview]

 日覺昭廣(東レ社長)

 「長期的視点で開発するのが素材企業のDNA」

[NEWS REPORT]

◆営業利益率10%突破 ソニーならではの「儲けの構造」

◆日本初の民間ロケットが宇宙空間に到達

◆携帯参入まであと4カ月 国内4番手「楽天」の勝算

◆日産・ルノーが直面する「経営統合問題」長期化の落とし穴

[Interview]

 「君は生き延びることができるか」──ガンダム世代が歩んだ40年

 常見陽平(評論家・労働社会学者)

ページ上部へ戻る