金融商品仲介業を営むYSKライフコンサルタンツの山内雄一郎社長は、証券マン時代の自身の経験を元に、実力のある個人アドバイザーが力を発揮し、働きがいを感じられる環境を整備。顧客満足度を向上させる好循環を生んでいる。
金融商品の提案営業、運用アドバイスを主事業としながら、独立系ファイナンシャルアドバイザー(以下、IFA)のエージェントでもある同社は、特定の金融機関に属さず、中立的な立場で顧客のニーズに適した多様な商品を提案している。
代表の山内氏が起業を決めたのは、証券マン時代、会社のルールや予算に縛られた経験からだ。同じ悩みを抱えるアドバイザーに、「ストレスから解放し自由に活躍できる環境をつくりたかった。証券会社にいたら、本当にお客さまのことだけを考えて働くことはできなかった」と語る。お客さまの利益を最優先に考えた提案は、優秀なIFAにとって大きな働きがいとなる。
現在90人を超える同社のIFAは、全員が業務委託契約。同社で働くIFAからの紹介が大半を占めるが、契約を希望する声は全国から後を絶たないという。それもそのはず、取引手数料から支払われる報酬率が業界でもトップクラスだからだ。
「無理な取引がなくなり、時間的にも精神的にも余裕が生まれます。結果、お客さまへの還元になる。頑張りたい方にとって活躍のフィールドになれば」
同社がIFAに求めているのは自立した営業活動だ。勤務時間・場所は自由、育児の時間を確保しながら働く人もいる。生産性が高まり、多くは収入が大幅に増えるという。そのため、本社機能を圧縮し事務スタッフは数人体制で経費を抑えることができている。
働く環境づくりとともに注力しているのが、高い信用力を保つこと。提携企業や商品を厳選することで上質な商品ラインアップを揃える。
顧客から見ても、資産運用は家族ぐるみの長い付き合いとなる。人生のパートナーとして相談できる信頼関係は重要だ。実際に顧客からの紹介が多く、クレームはないという。
「自由な働き方を提供することでお客さまにご満足いただける循環を大きくしていきたい」
現在はさらなる成果につながる仕組みづくりを模索中だ。「IFAの数を日本一にして、業界に良い影響を与えたい。1人でも多くのIFAとお客さまに幸せになってもらいたい」と夢を語る。
会社概要 設立●2018年1月 売上高●16億円 本社●京都市下京区 従業員数●92人 事業内容●金融商品仲介業 https://ysklc.co.jp |
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