ECサイトの商品撮影で国内唯一の撮影自動化システムを販売する。このシステムのトップブランドORBITVU社の日本における独占販売代理店だ。同製品は、画像の編集、加工をシステム内で完結でき、ソーシャルメディアとの連携機能が充実している。

アポロクリエイトホールディングス社長 鳴海千尋(なるみ・ちひろ)

 

 会社設立当初の主力事業はトナーの通信販売だった。自動撮影システムを扱い始めたのは2010年。米国のベンチャーOrtery(オートリー)社の商品と出合い、商品を360度から撮影できる自動撮影システム「フォトオートメーション」として事業を展開。この機能を前面に打ち出した販売戦略を推し進めたが、出足は芳しくなかった。

 しかし、15年ごろからEC市場の拡大とともに業績も右肩上がりに。不慣れでも安定したクオリティーの写真を撮影できる編集加工の手軽さに加え、コスト削減になると、導入企業はアパレルやジュエリー関係などを中心に400社以上となった。18年5月からは、自動撮影システムのトップ企業、ポーランドのORBITVU(オービットブイユー)の「ALPHA(アルファ)」シリーズの販売を開始した。

 「ORBITVUの製品は、ECビジネスに欠かせない商品撮影ではプロカメラマン並みの能力を発揮するほか、高度な専門スキルを必要とする画像編集も簡単にこなせます。商品力は他社製より圧倒的に強く、自信を持ってお薦めできます。今年度の売り上げ目標は、前年度比7割増の6億円に設定しました」と強気の読みをする鳴海千尋社長だ。

 販促活動は、展示会への出展や、東京、大阪、名古屋、福岡のショールームでの内覧会が中心だったが、今後はウェブマーケティング活動も充実させる。チャットワーク上で導入ユーザーと連絡を取り合うことでの新しいコミュニティーの創設や、導入前の段階では「ふぉとめ~カフェ」という体験会サービスも始めた。

 「4月には自動車や家具などを撮影できる新製品の導入も予定しています。今後は従来の販売チャネル以外の分野も開拓していきたい。国内に189万社あるといわれるEC企業のうち、ターゲットとなる物販は約8万社。この10%に当たる8千社を顧客にしたい。そうなれば製品の平均価格約200万円なので市場規模は160億円。このうち10億円くらいは十分達成可能と思います」

 チャレンジ精神で顧客にチャンスを与え、自らのチャンスにつながるという「3C×Ⅰ(*)」の経営理念で勢いを加速させる鳴海社長だ。     

 

会社概要

設立 2017年12月

資本金 2,150万円

売上高 3億6,000万円

所在地 東京都品川区

従業員 20人

事業内容 写真の撮影を自動化する「フォトオートメーション」事業を展開

https://photoautomation.jp/

※スリーシーバイアイ(Challenge, Change, Chance to give Impression)

 

【注目企業】の記事一覧はこちら

経済界電子版トップへ戻る

経済界からのお知らせ

最新号のご案内

経済界2019年10月号
[特集] 進撃のスタートアップ
  • ・スタートアップ・エコシステムの活性化
  • ・[スパイバー]2万5千円のTシャツは完売 実用化が迫った人工クモの糸
  • ・[Rhelixa]エピゲノム関連の研究・開発で人類の役に立つ
  • ・[チャレナジー]台風発電でエジソンになる ビジネス展開は「島」から
  • ・[エイシング]エッジで動く超軽量AIでリアルタイムに予測制御
  • ・[キャディ]製造業に調達革命! 町工場は赤字から脱出へ
  • ・[Clear]目指すは日本酒産業のリーディングカンパニー
  • ・[空]「値付け」の悩みを解決するホテル業界待望のサービス
  • ・宇宙ビジネスに民間の力 地球観測衛星やロボット開発
  • ・71歳で環境スタートアップを立ち上げた「プロ経営者」
[Special Interview]

 荻田敏宏(ホテルオークラ社長)

 「The Okura Tokyo」をショーケースに海外展開を進めていく

[NEWS REPORT]

◆戴正呉会長兼社長を直撃! なぜ、シャープは復活できたのか?

◆アスクル創業社長を退陣させた筆頭株主・ヤフーの焦り

◆サービス開始から3カ月で撤退 セブンペイ事件の背景にあるもの

◆絶滅危惧種ウナギの危機 イオンが挑むトレーサビリティ

[特集2]

 富裕層は知っている

・富裕層の最大の使い道は商品ではなく次代への投資

・シンガポールからケイマン諸島まで 資産フライトはここまで進化した

・年間授業料100万円超は当たり前 教育投資はローリスクハイリターン

・最先端の人間ドックは究極のリスクマネジメント

・家事代行サービスで家族との時間を有効活用

ページ上部へ戻る