経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

【総力特集】人材育成企業2025

紀元前4世紀のマケドニアのアレクサンドロス大王はリーダーの一つの原型とされる。19歳でマケドニア王位に就き、ギリシャから遠征してペルシャを征服したのは22歳。早い段階で責任と裁量ある立場を任されることがリーダー育成で重要という考えは既知のものだ。

ただし若ければいいわけではない。世阿弥の『風姿花伝』によれば、一時的な若さの魅力である「時分の花」はいずれ消える。若いうちから年齢とともに培った経験とスキルが、精華としての「まことの花」を咲かせる。リーダーとして頭角を現すことは、短期的な視点だけでは捉えられない。

リーダー育成。それは将来の企業のあるべき姿を見据えること。ビジョンを持つ企業が新たなリーダーを見いだし、そのリーダーが組織を変革する。この好循環を実践する企業を紹介する。

制作:本誌企画部