世界基準のノウハウでＳＥＯ効果の高いホームページを制作　式 啓　メディアクロス

福岡・東京を拠点とするホームページ制作会社のメディアクロスは、創業以来16年間、増収を継続中だ。競合他社とは一線を画す世界基準に準拠したプログラムによる構築と高度なノウハウで、顧客に高いレベルのＳＥＯ対策を提供。ウェブ業界の「かかりつけ医」であり続ける。（雑誌『経済界』2024年12月号「総力特集 強い組織の流儀」より）

２００８年、式社長が２人のスタッフと共に創業したメディアクロス。そこから16年間、内製のみで外注は行わず、高品質かつ高精度のＳＥＯ対策を兼ね備えたホームページ制作の実績を７００件以上積み重ねてきた。売上高は右肩上がりで、24年１月期は１億５千万円、25年１月期は１億７千万円を見込む。

下請けはせず、全てクライアントから直接受注しており、受注先は一般企業やクリニック、整骨院、士業、教育機関、公共団体などさまざまだ。

23年７月には東京オフィスを開設。同社のホームページで制作実績を見た企業からの引き合いが多く、１年余りで十数件を受注。上場企業からの指名受注もあった。

同社が選ばれるのは「結果が出るホームページ」を作り続けているからだ。最大の強みは世界基準に準拠したプログラム構造と圧倒的内部ＳＥＯノウハウにある。実はホームページ制作会社の大半が「世界基準に沿ったものを作ることができていない。大変な手間がかかるから」という。

一方、同社は常に世界基準の規格をチェックし、それに沿って新規制作や保守を行っている。その結果、検索エンジンから高く評価され、高いレベルのＳＥＯ対策を実現できている。実際に同社が制作したホームページが10年以上検索上位に表示されることは多々ある。

プログラム構造を世界基準に準拠させ、高度なＳＥＯノウハウを蓄積する労力がかかるため、同社は創業以来、外注を行っておらず、制作において無理に受注を拡大することはない。半面、受注には１年間の保守サポートやＳＥＯ対策の契約をセットにしている。このサービスも「低価格だがレベルが高い」と顧客から評判で、現在も３００件以上を継続的にサポートしている。

社内には、業歴20年以上のＩＴ・ウェブコンサルタントの式社長のほか、ウェブディレクター、ウェブデザイナー、コーダーなど内製のデジタル職人が15人ほど在籍する。いずれも職人気質なプロたちだ。さらにプロジェクトマネージャー職も設け、制作・保守体制を強化。「目指すはウェブ業界の『かかりつけ医』。業種を問わず、各社のお悩みを解決したい」。式社長はそう意気込む。